多摩市長選 阿部氏3選 急速な高齢化が課題 市民の関心低く /東京 – 毎日新聞

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 15日の多摩市長選で3選された阿部裕行市長(62)は、一夜明けた16日の記者会見で、穏やかな表情で抱負を語った。得票率は8割近くを占め、2新人を寄せつけなかったが、投票率は36・38%と低迷。過去最低だった前回(34・47%)に続く低調ぶりだった。市政に対する関心の空洞化をどう食い止めるか。課題を背負っての3期目の船出といえる。

 「子育て支援や若者の自立を応援し、定住促進を目指していく」。記者会見で阿部市長は、高齢化に対抗する政策を展開する考えを強調した。

 市の高齢化率(市人口に占める65歳以上の割合)のピッチは極めて速い。市によると、1989年に5・21%だった高齢化率は、2017年には27・0%にまで跳ね上がり、日本最速のペースで高齢化が進んでいるという。20年には30・0%に達する見通しだ。

 公共施設は軒並み改修期を迎え、経費がのしかかる。市の試算では、23年度まで既存の施設をすべて維持した場合、約90億円の財源不足が生じる。現実を見据えて街を作り直すために、市民との対話は一層、重みを増すが、市民の市政への関心の低さが低投票率にも表れている。

 低投票率について阿部市長は「どう上げていくかは(自治体)共通の課題だ。そういう傾向が生まれてしまっていることは民主主義の危機だ」と述べた。街づくりのビジョンを示し、市民を巻き込んでいけるかが問われている。【五十嵐英美】

〔都内版〕






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