連邦上院、労働・緑が水系計画改定法案を否決 – 日豪プレス

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NSW・VICは「否決なら計画合意から脱ける」
 QLD、NSW、VIC、SA州にまたがる広大な集水域を持つのがマレー・ダーリング水系だが、周辺に乾燥した農業地帯を持つだけに上流と下流の対立や作物間の対立もあった。また、各州が売却した取水権は合計すると水系の水量を上回ることも明らかになり、水系の適正な運営をうたう水系計画が編成された。
 しかし、マルコム・タンブル保守連合連邦政権は、QLD州南部とNSW州北部の田園地帯で取水利用後の水を水系に戻す量を決めた条項を緩和する改定案を出していた。しかし、連邦議会上院は、緑の党が労働党を説得し、同改定法案は両党の反対で否決された。
 ABC放送(電子版)が伝えた。
 労働党と保守連合は最後の採決直前まで交渉を続けていたが、歩み寄りのないまま採決に入り、32票対30票で否決された。ただし、改定法案が否決されたことで、VIC州、NSW州が同計画から脱落し、独自に動く可能性がある。
 また、全国農業連合会(NFF)のフィオーナ・シムソン会長は、「労働党の行為は近視眼的で無謀で政治的動機で動いており、何よりも農村部国民を軽視している証拠だ。再びかつての水戦争を再現することになる。この計画ができるまでに100年かかったが、取水した水量の77%を還元するという目標を達成している」と語っている。
 緑の党のセーラ・ハンソン=ヤング議員は、「昨年も政府は北部水系で環境に戻す水量を減らす計画を出した。そういうことをさせられない。この計画は常にスキャンダルを招いてきた。政府がこの無様な状況を立て直すまで取水量を増やすことはできない」と語っている。
 また、労働党のペニー・ウォング上院議員は、「この水系計画は労働党政権期に編成したもので、計画を無にすることはできない。水系の健全性が保証されないまま取水量を増やすことには賛成できない」と語っている。
 一方、農業地帯や各州政府は、「改定法案は配慮の行き届いたバランスを取っている」と改定法案を支持している。
■ソース
Senate rejects Murray-Darling Basin Plan changes as Labor backs Greens





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