名古屋地裁:ひき逃げ男 3度の不起訴→起訴→有罪判決

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 名古屋市で2012年、当時69歳の男性を車でひき逃げしたとして、3度の不起訴処分後に道路交通法違反で起訴された金沢市の会社員の男(41)に対し、名古屋地裁(三芳純平裁判官)は19日、無罪主張を退け懲役6月、執行猶予2年(求刑・懲役2年6月)の有罪判決を言い渡した。

 男性は死亡し、男は自動車運転過失致死罪で罰金30万円の略式命令を受けたが、ひき逃げ容疑は「人という認識はなかった」と否認した。名古屋地検は道交法違反を容疑不十分で不起訴とした後、検察審査会の不起訴不当議決などを受けた再捜査でも2度不起訴とした。その後、16年3月に一転して起訴した。

 公判で弁護側は「実質的な新証拠もないまま起訴し、公訴権の乱用だ」と主張したが、判決は「検察官に広範な裁量が与えられている」と判断した。その上で、男が人をはねた可能性を認識していたと認定した。

 判決によると、男は12年7月27日未明、名古屋市南区の路上で倒れていた近くの自営業男性を車でひいて立ち去った。起訴を求め活動した遺族は判決後、「声を上げなければ何も変わらなかった。被告は判決を重く受け止め反省してほしい」と話した。【金寿英】






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