自民党系3会派が伊藤副市長擁立で調整 – 毎日新聞

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市長選は18年1月21日告示、28日投開票に

 受託収賄罪などで有罪が確定する岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長(33)は14日、確定による失職を待たずに辞職願を提出し、市議会が同意した。市選挙管理委員会は同日、市長選の日程を来年1月21日告示、同28日投開票と決めた。市議会の自民党系3会派は、伊藤誠一副市長(61)を擁立する方向で調整しており、15日の会合で正式決定する見通し。

 伊藤氏は15日から市長職務代理者となる。市総務部長、経営企画部長を務め、10月から現職で、藤井氏辞職後の政治空白を避けるには行政経験者が適任と白羽の矢が立った。

 関係者によると、市議16人中12人を占める自民党系3会派は「親藤井」「反藤井」の議員が混在しているが、伊藤氏が「市を二分するような選挙はできない」としていることから、3会派が足並みをそろえて伊藤氏を支援することで調整しているという。市議の一人は市役所内部からの擁立について「藤井路線を断ち切る必要性も考えたが、非常事態に議会がまとまることを優先した」と話す。

 自民党県連の猫田孝幹事長は「地元が固まればそれでやる」としており、擁立が決まれば県連が推薦を出す見通し。一方、民進党県連の伊藤正博幹事長は「候補者を出す予定はない」、共産党県委員会の松岡清委員長は「まずは地元の判断を待ってということになる」と話している。

 藤井氏は14日、「混乱を招く」などとして市役所に姿を見せず、伊藤氏を通じて渡辺益巳市議会議長に「一身上の都合」とする辞職願を出した。市議会は本会議を開いて全会一致で辞職に同意した。【駒木智一、岡正勝】

美濃加茂市長を巡る動き

2013年

 5月 9日 当時の市長が病気で辞職

 6月 2日 藤井浩人氏が市長初当選

14年

 6月24日 藤井氏が逮捕される

15年

 3月 5日 1審で藤井氏に無罪判決

16年

11月28日 2審で逆転有罪判決

12月 7日 藤井氏が辞職願提出、出直し市長選出馬を表明

17年

 1月29日 藤井氏が出直し選で再選

 5月14日 藤井氏が無投票で3選

12月13日 上告棄却決定が判明

   14日 藤井氏が辞職

18年

 1月21日 市長選告示

   28日 市長選投開票

1年間で3回目の市長選に市民から「税金の無駄遣い」も

 来年1月の市長選は、1年間で3回目の市長選。3回の選挙経費で計約2700万円が費やされることになり、市民から「税金の無駄遣い」との批判も出る。一方、有罪が確定すれば、藤井氏に退職金は支給されない。

 藤井氏は逆転有罪判決を受けた後、「潔白を証明したい」と辞職し、1月の出直し市長選で再選した。任期満了に伴う5月の市長選は無投票で3選した。

 市によると、選挙経費は岐阜県知事選と同日投開票だった1月が約680万円、無投票の5月は約520万円。来年1月は選挙戦を前提に約1500万円と見込んでいる。

 岐阜県市町村職員退職手当組合の条例は、禁錮以上の刑が確定した場合、退職金は支給しないと定める。市によると、2013年6月の初当選からの在職年数で算出した藤井氏の退職金は2175万円になる。1期目の14年7月に起訴され、満了時に刑が確定していなかったことから、1期目の退職金支給はストップされていた。

 藤井氏は懲役1年6月、執行猶予3年、追徴金30万円が確定する。執行猶予期間中は選挙権が停止され、立候補もできない。【小林哲夫、駒木智一】






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