迫る神戸市長選 投票率期待も、争点は見えづらく – 神戸新聞

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 市長公選が始まった1947年以来、初めて衆院選と同日となった神戸市長選の投開票が4日後に迫った。過去4回で30%台と低迷が続く投票率の大幅アップが見込まれるものの、再選を目指す現職に3新人が挑む戦いは、国会の勢力図をめぐって各政党が全国で激突する総選挙の陰に隠れがちな上、期待された政策論争もかみ合わず、争点が見えづらくなっている。(森本尚樹、若林幹夫、杉山雅崇、篠原拓真)

 同市長選に立候補しているのは、いずれも無所属で前神戸市議の新人光田あまね氏(40)=維新推薦▽現職久元喜造氏(63)=自民、公明、民進推薦▽前加西市長の新人中川暢三氏(61)▽共産党県委員会委員長の新人松田隆彦氏(58)=共産推薦=の4人。

 人口が減少に転じ、訪日外国人客の誘致も伸び悩む神戸市は、大都市としての活力の維持が課題となっている。都市機能を充実させるため、神戸の玄関口である三宮の将来像や、運営権売却が決まった神戸空港の今後などが問われるほか、若い世代を呼び込み、住み続けてもらうための支援策が不可欠となっている。

 だが、8月に政務活動費(政活費)不正受給問題で4市議が相次いで辞職し、光田、中川、松田氏は街頭演説でも積極的にこの問題を取り上げる。3氏は久元氏の対応を批判し、政活費の支給停止などを訴えているが、久元氏は「市会で起きた問題は市会が責任を全うすべきだ」と繰り返し、議論は平行線をたどった。

 また、松田氏が「中止」を公約とする三宮再開発について、久元氏は公表されている以上の具体策について踏み込むことはなく、光田、中川氏も演説などではほとんど取り上げていない。さらに、光田、中川、松田氏は子ども医療費無料化を掲げるが、久元氏も子ども医療費助成の高校生まで拡大を打ち出し、対立軸となっていない。ある陣営の関係者は「街頭では時間が限られているのでほかの政策までなかなか触れられない」と実情を語る。

 街頭演説を聞いたパート女性(48)は「女性の活躍について触れるかと期待したが、訴えはなかった。実現するための具体的な方法を聞きたいのに」と残念がった。定年退職を機に故郷の神戸に戻ってきたという男性(63)は「今の神戸は京都、大阪に比べて観光面で遅れている。空港の活性化など神戸の夢をもっと語ってほしい」と注文を付けた。





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