G20財務相会議:先行きリスク協議へ ワシントンで開幕

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 【ワシントン清水憲司】主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が12日、米首都ワシントンで開幕した。世界経済が上向いていることを確認したうえで、米欧の金融緩和縮小や中国の企業債務拡大といった先行きのリスクについて協議する見通しだ。

 日本からは黒田東彦日銀総裁と浅川雅嗣財務官が出席する。麻生太郎財務相は衆院選のため欠席し、浅川氏が代理を務める。

 国際通貨基金(IMF)によると、先進国と新興国はともに景気が上向き、世界全体では今年が3.6%、2018年は3.7%と堅調な成長が予想されている。足元では下振れリスクも大きくなく、「リーマン・ショック後でみれば、経済情勢の懸念が最も少ない状態」との見方が広がっている。

 ただ、世界経済が完全に回復したわけではない。黒田総裁は開幕前、記者団に「世界経済は順調に成長しているが、いろいろな不確実性があるのは事実」と指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)が緩和縮小にかじを切る中、「国際的な金融市場にどういう影響が出るかがリスク要因になる」と述べた。会議では、経済の成長力を高めるための構造改革推進や、北朝鮮を含む情勢緊迫化が経済に与える影響についても意見交換するとみられる。

 また、日本は安倍晋三首相が衆院選で消費増税分の使途を変更し、国の借金返済に回す分を減らす方針を掲げたのに伴い、20年度に基礎的財政収支を黒字化させる「国際公約」を達成できないことを各国に説明する。

 会議は13日まで。今回は世界経済の安定を受け、共同声明は取りまとめない方針だ。






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