候補者の横顔(1) 大石宗さん(37)希望の党・新 高知1区 – 高知新聞

Home » 都道府県議選 » 候補者の横顔(1) 大石宗さん(37)希望の党・新 高知1区 – 高知新聞
都道府県議選 コメントはまだありません



私は「サバイバル総選挙」を戦う
古里を守る仕事を
 政治の出来事に多感な少年だった。1990年代、「改革派知事」の先駆け的存在だった橋本大二郎県政が誕生し、非自民勢力が結集した細川護熙内閣が発足。「熱い」政治に胸を躍らせた。

 曽祖父は大正から昭和初期に「反骨の政治家」で知られた元衆院議員の大石大さん。祖父は打ち刃物や園芸用品の卸会社を興し、家を守った。

 政治への道は誰に勧められたものでもない。2005年、神戸製鋼所を退職、県議を目指して帰郷した。心の内には中学校時代に読んだベストセラー本「鄙(ひな)の論理」の中にある、こんな言葉があった。「青年よ、故郷を目指せ」

 当時の民主党の門をたたき、同級生を訪ね歩いた。が、大半は県外に出たまま。友人の親は「仕事もない。帰ってこんでもえい」「向こうで幸せになってもらえたら」。

 そんなことない。高知に可能性はある。俺の出番だ―。07年の県議選。26歳での初当選は、戦後最年少タイ記録だった。

 12年、県議2期目で辞職し、旧民主党から2度挑んだ国政への道。求心力を失った党への逆風もあり、涙をのんだ。

 「ゼロからのスタート」。“浪人時代”は糧を得るため、シシトウ栽培のアルバイトもした。実を採り、耕運機を押した。その横で、ラジオが安全保障関連法案の国会審議の様子を伝えていた。

 自分に何ができるか。自分ならどう考えるか。自問しながらも、国政で10年、20年先の古里を守る仕事をしたい、という志はぶれなかった。

 平日は毎朝、街頭演説を続けた。住民と勉強会を開いて地元自治体の予算を分析し、地域の課題を論じ合った。現場主義を徹底した自負がある。

 3度目の挑戦。この総選挙をどう名付けますか? そう聞くと、「サバイバル総選挙です」。

 「日本も高知も生き残っていけるかの瀬戸際。誰とやるとか、どの党でやるかとかではない。一人一人の信念、自力が問われる」。熱量たっぷりの“目力(めぢから)”は、10年前から変わらない。





コメントを残す