望月衣塑子記者めぐる米山隆一新潟知事会見要旨 「排外主義的」批判に反論「それは差別では全くない」

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新潟県の米山隆一知事のツイッターでの投稿が、「排外主義的ではないか」とインターネット上で論議になっている問題で、米山知事は15日の定例会見で見解を示した。米山知事は自身の発言について、「それは差別では全くない」と反論。発言の発端になった東京新聞の望月衣塑子記者に対する中国出身の評論家、石平氏の批判には、「『こんなに賛同している人がいるだろう』などと、理由もきちんと示さずにやっている」と指摘した。

定例会見での発言要旨は次の通り。

--石平氏とのツイッターのやりとりで、知事は「(前略)吐き気を催すほど醜悪だと思う」とツイートした。こういう表現をして大丈夫なのかと県民としても心配になるが、表現についての知事の考えは?

「表現については議論のあるところでしょうから、もう少し言葉を選んでもよかったのかなと思う。ただ、一方で、確かに『醜悪だ』という言葉、一単語は確かに強すぎる表現かもしれないが、石平氏の東京新聞記者への批判について『吐き気を催すほどのうぬぼれだ』とおっしゃったツイートは、1万リツイートされている。1万リツイートもされているから、みんなこれを支持している、ほらこいつはものすごいんだと、ほかでも追加でツイートされている。彼らは常にそういう手法を使いますから、それはいじめの構造だ。

望月さんの言っていることは、本当に吐き気を催すほどのうぬぼれかは何も言わずに、論証せずに、ただただこんなに賛同している人がいるだろう、こいつは間違っているだろう、こいつはたたきつぶせ、ほらほらほらと言って、理由もきちんと示さずにやっている。民主主義に対する挑戦ですよね。

別に私も望月さんのテレビで拝見する質問光景を自分にやられては、菅さんぐらいの表情をしない自信はないが、菅さんぐらいの表情はしちゃうかなとは思うんですが、そこで止めておくのが民主主義。表情がこわばるのは人間ですから、私も時折、あんな感じでやられたら、私も菅さんのような表情になると思います。なるんですが、それをあんな風にあげつらい、しかも直接関係ないじゃないですか。あんな風にあげつらって、結局あれは、ほぼほぼ本当は個人攻撃ですよね。

それを隠して個人攻撃をされていることに対して、言葉の選択はよくよく僕も考えますが、中身という意味なら醜悪だと思う。

その言い方は『このようなことはいかがなものかと思います』という書き方にしようと思いますけれども、それはあくまで表現の問題であって、それをいかがなものかと思いますと言わなかったことに関して、石平氏がきちんと論理的に私を批判されるなら、いかようにも受けて立ちますし、必要であれば謝罪もさせていただくが、(知事のツイートに対する石平氏の「帰化人を日本人と認めない拝外主義的態度だ」との指摘に対し)それは差別では全くない。全く無関係なことだ。

それをまた差別だと言って、大変恐縮ながら御社(産経新聞)がまるでそれが事実であるかのように言って、ある種のあげつらいをするわけですよ。ある種のいじめですよね。彼のツイートをよくみていただけたら分かりますが、私はきちんと反論したつもりです。これは全く差別ではないし、こうですこうですと。それに対して石平氏は何ひとつ反論せず、そんなこと言うけれども、おれのツイートを同調した奴はこんなにいる。こんなに抗議をしている人がいる。何も理由を示さずに、自分を反対する人を抑圧しようとしている。それをマスコミの皆さんが放置していることが、どれほど民主主義を危険にさらすのか。私も同じことをしていいんですかということなんです。

石平氏は、こんなに多くの人が俺の意見に賛成しているのに米山氏はとんでもないやつだという議論をひたすらあおっている。それはやるべきことじゃない。

私が言うことによって、県に対する影響もありますし、いろいろそれは考えさせていただきますが、ここにいらっしゃる皆さんはメディアとして自由、民主主義というものを保つ、崇高な使命を担っていると思う。第3の権力であっていいと思う。そこはちゃんとやっていただきたい」

--産経新聞について触れたが、知事はどの部分についてどういう指摘をしているのか

「御社(産経新聞)は立派なメディアですから、事実しか書いていないと思う。でも、まずは『醜悪だ』と言った。そこで私がいきなりひどいことを言ったという風にみえるような書き方ですね。これに対して石平氏は『差別だ』と。そして批判が殺到したと。そして私がひどいことを言って差別したといって批判した。でも事実だといわれないと困るからでしょうけども、最後の方で、なおこれは石平氏の望月氏に対する批判に対するものだと。事実は事実ですから、そこを含めて報道の自由ですから、それに私がとやかくいうつもりはないが、逆に私は許容しますけれども、しかし普段、産経新聞さんは、きわめてご熱心に『報道というものは公平、中立、公正でなければいけない』とキャンペーンまで張られている。

例えば加古さんと…すいません、県知事としての会話じゃなくて政治家としての意見なので、あまり長く(話を)するのはいまいち主旨ではないので短くしようと思うが、例えば加古さんと前川さんの議論に関してものすごく公平にしなければおかしいといって他のメディアをきわめて強く攻撃している。本件に関して同じように、私が石平氏に出しているツイートは3つ。石平氏が私に対して誹謗中傷をこめてさまざまに出しているツイートは10や20は出ている。それを全部やるのが御社(産経新聞)のかねて主張している公平、公正、中立ということではないのですか?」

--ツイッターはどういう立場でやっているのか

「政治家、米山隆一です。民主主義の首長というのは政治家であり首長ではあるわけです。行政官であるということだと思います。それに関してもいろんなご意見はあろうかと思うが、民主主義政治家として民主主義をきちんと機能させるのも職責のひとつであろうと思っている。それをやっちゃいけないというのは間違った公平、公正、中立だ。民主主義というのは政治的なスタンスを取れる、政治的な行動を取る人がある種、民意というものを受けて、政治的な中で行政をチェックしていく。それがだめだというなら、ある種の官僚国家をご主張されているのだと思います。民主主義政治家というものは、きちんとした政治的な主張も含めて行政を運営していくものだと思っている。

--政治的な主張をしたいからツイッターをやっているのか

「質問がよく分からない。おっしゃる通りツイッターはいろんな使い方ができる。いろんな使い方をします。それ以上に答えることってありますか?」

--どういう使い方をなさりたくて

「さまざまな使い方をしたくて使っています」

--県政についてつぶやくときもありますよね

「ですから、さまざまな使い方をしたくて使っています。質問の趣旨をまとめていただけないと答えようがない」

--質問は1点だけ。どういう情報発信をしたくて…

「さまざまな情報発信をしたくて使っています」

--産経さんの質問には、県知事としての見解ではなくてとおっしゃったんですけど、いろんな立場で…

「いろんな立場で。それを混合しているのが民主主義政治家だというふうにお答えしたつもりです。もし単なる行政官だけでしたら、行政官として選べばいいのであって選挙をする必要はないですよね。質問の趣旨が分からない」

--知事の立場でツイッターは、やっていない?

「別にそれぞれ混ざっていてなにが悪いのでしょう」

--悪いとは一言もいっていない

「先程来、混ざっているとお答えしている」

【排外主義的と批判を呼んだ米山知事発言】

中国出身で2007年に日本に帰化した評論家、石平氏が6日、ツイッターで、菅義偉官房長官の記者会見で質問を連発する東京新聞の望月衣塑子記者を取り上げ、「『それでも私は権力と戦う』という東京新聞望月記者の台詞(せりふ)を鼻で笑った。何のリスクもない民主主義国家で意地悪質問で政府の記者会見を妨害するだけだ。そんなのを『権力と戦う』とは、吐き気を催すほどの自惚れだ」と投稿した。

これに対し、米山氏は9日、自身のツイッターに「望月記者は自国の政府に対し直接対峙(たいじ)している。一方石平氏は今や、祖国を離れ、独裁政権と批判する中国政府と直接対峙することなく日本人向けに中国政府批判を展開しているに過ぎない。石平氏が笑う事(こと)は吐き気を催すほど醜悪だと思う」と書き込んだ。

石氏は、米山氏に対し、「望月記者に関してだけ『自国の政府』の表現を使うが、私を中国政府と結びつける。それは明らかに、帰化人を日本人と認めない排外主義的態度だ!」と反論。新潟県広報広聴課によると、県庁にはメールや電話で米山氏に批判的な声が多数寄せられている。





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