衆院選区割り変更 「激変」の奈良・兵庫|MBS 関西のニュース – 毎日放送 – 毎日放送

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衆院選区割り変更 「激変」の奈良・兵庫

更新:04/20 19:47

 “1票の格差”是正のための衆議院選挙の区割り変更。案では格差を1.999倍とギリギリ2倍以内に収める一方、1つの市を2つに分けるなどかなり強引な変更を加えていて、近畿でも波紋が広がっています。

 “1票の格差”是正のためとはいえ、割りを食う形となった近畿の自治体。奈良県では定数が1人減る上に、人口の多い2区の生駒市が1区に移るという地元にとってはかなり重大な変更が行われます。生駒市は自民党の高市総務大臣の地元。2区最大の票田が抜けることになると影響が大きいのでは?

 「自分自身の奈良県の小選挙区の区割り案については、具体的なコメントは差し控えさせていただきます」(自民党 高市早苗総務相)

 実は高市大臣の得票率を市町村別に見ると、生駒市は最低。最も票が取りづらい地域で、そこが抜けるのは大臣にとって決して不利ではないようです。逆に1区選出の民進党・馬淵議員にとっても、浮動票が多い生駒が加わることは悪くないといいます。一方で自民党にとって悩みの種が県内の候補者調整。現在3人の現職に加え、1区でも元職が出馬予定で定数が減ることで誰かがあぶれてしまいます。地盤が分割されることになる奥野信亮衆院議員。奈良県連の会長という立場とあって…

 「みんなの意見を聞いた上で判断しなくちゃいけませんよ。自分の意見を主張したってしょうがないわけだからね」(奈良3区選出 奥野信亮衆院議員)

 御年73歳、しかし選挙区からの出馬を譲るつもりはないようです。

 「(元議員の)父親は90歳まで仕事を国会でしていた。人生は103歳まで生きていた。それを踏襲します」(奈良3区選出 奥野信亮衆院議員)

 一方で、1つの市が2つの選挙区に分割されてしまう市も。兵庫県川西市です。

 「川西市にある能勢電鉄・一の鳥居駅前です。ちょうどこの辺りを境に、南の大阪側は兵庫6区、反対の北側は兵庫5区に、同じ川西市なんですが選挙区が分割されてしまいます」(神崎智大記者リポート)

 市内の真ん中付近で2つの選挙区に分かれてしまう川西市。北部には数多くのニュータウンがあり、能勢電鉄と阪急を乗り継ぎ梅田まで約40分で行けることから大阪のベッドタウンとして発展してきました。真っ二つにされた川西市の南部はこれまで通り伊丹や宝塚と同じ兵庫6区ですが、北部が加わる兵庫5区はなんと日本海に面する豊岡市や新温泉町と同じ選挙区です。

 日本海側と同じ選挙区になる川西市北部を訪ねてみました。約50年前に切り開かれたニュータウン、大和団地。現役世代の多くは大阪へ通勤しているといいます。

 Q.阪神地区という意識?
 「阪神地区ですね、ベッドタウンですからね」(住民)
 「能勢電鉄もラッシュ時は満員ですもんね」

 日本海側と一つになるという新しい選挙区については…

 「そらいやですね。ちょっと寂しいような」(住民)
 「(日本海側は)旅行で行くような場所なんで。車のナンバーも違うような場所ですし」
 「こんなに広い地域をどういうふうにやっていくのか、当選された方も困るんじゃないか」

 一方、川西市から約120キロ離れた新温泉町では…

 「あちらのトンネルを越えると鳥取県です。ここ居組駅から川西市までは特急を使っても3時間以上かかります」(三多将平カメラマンリポート)

 日本海に面した港街の新温泉町。住民に川西市について聞いてみても…

 Q.川西市って何があるか知ってますか?
 「知りませんわ。名前は聞いても他のことはわからん」(住民)
 「(川西市は)だいたい雪も降らんでしょ?こっちが抱えてる問題もわからないだろうし、川西が抱えてる問題もたぶんわからない」

 区割り案はこのまま決定される見通しで、不安は現実となりそうです。



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