東芝:追加融資を要請 数千億円規模の可能性

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東芝本社=東京都港区芝浦で2017年1月20日、本社ヘリから



 経営再建中の東芝は4日、米原発子会社ウェスチングハウス(WH)破綻に伴う費用負担などで1兆円強の新たな資金が必要になるとの見通しを明らかにし、主要取引行に対して不足分を補うための新たな融資枠設定を求めた。同日、東京都内の本社に取引先の銀行を集め説明した。

 東芝はWHの破産法申請に伴って、同社に対する債務保証(借金の肩代わり契約)の履行などで2017年3月期に1兆円超の赤字を計上する見込み。17年度中に半導体メモリー事業を売却し、財務体質を抜本的に改善する方針だが、費用が先に出ていく結果、一時的に資金不足に陥る可能性が高い。

 このため、東芝は主要行に対し、追加の融資枠設定を求めた。金額は明らかにしなかったが、数千億円単位に達する可能性がある模様だ。

 また、東芝は主要行以外に対しても融資の継続を求めた。東芝は昨年末時点で銀行団から約1兆700億円の借り入れがあるが、原発事業の損失で17年3月末で債務超過に転落する見込みのため、地銀などの中には融資の継続自体に慎重な銀行も多い。このため東芝は、半導体事業を分離して1日に設立した新会社「東芝メモリ」の株式や、事業用不動産などを新たに担保として差し出すことを表明。地銀などに対し、14日までに担保受け入れの是非の回答を求めた。【安藤大介、岡大介】






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