南ア、ジャンク級に格下げ S&P 財務相更迭で政治危機を懸念 – SankeiBiz

Home » 政治 » 南ア、ジャンク級に格下げ S&P 財務相更迭で政治危機を懸念 – SankeiBiz
政治 コメントはまだありません



 南アフリカ共和国のズマ大統領の内閣改造が、同国の財政や信用格付けに打撃を与えている。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は3日、南アフリカを17年ぶりに、投機的格付けのジャンク級(投機的水準)に格下げした。ズマ大統領辞任論が高まるなど、政局の不安定が理由だ。これを受け、同国の通貨ランドも下落。過去10年で最悪ともいわれる政治危機が、南アフリカの財政に及ぼす悪影響が懸念されている。

 S&Pは、同国の外貨建て国債の格付けを「BB+」に引き下げた。今後の財政状況や景気動向次第ではさらなる格下げもあり得ると警告している。また、ランド建て国債も「BBB」から「BBB-」に格下げされたが、投資適格水準を保った。格付け見通しはいずれも「ネガティブ(弱含み)」とした。これを受けて、ニューヨーク為替市場では一時、ランドが対ドルで1月以来最安値レベルまで下落した。

 S&Pは「格下げは、ゴーダン前財務相の更迭を含めた内閣改造が与党アフリカ民族会議(ANC)政権内の分裂を浮き彫りにし、政策続行が不可能になるリスクがあるとの見方を反映している」と述べ、「これが景気や財政に悪影響を及ぼす可能性が高まっている」と指摘した。

 ズマ大統領は先週、歳出抑制に取り組むことで投資家からも人気の高かったゴーダン前財務相を更迭。ズマ大統領は、格下げから南アフリカを守る防波堤であったゴーダン氏の後任に、金融や財務の経験が乏しいギガバ前内相を起用した。

「ズマ大統領は今回の内閣改造が、格付け会社の判断に及ぼす影響を理解していない」





コメントを残す