韓国大統領へ文氏先行 最大野党候補に選出 – 日本経済新聞

Home » 政治家 秘書 » 韓国大統領へ文氏先行 最大野党候補に選出 – 日本経済新聞
政治家 秘書 コメントはまだありません



 【ソウル=鈴木壮太郎】韓国の革新系最大野党「共に民主党」は3日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免に伴う5月9日投開票の大統領選の公認候補に文在寅(ムン・ジェイン)前代表を選出した。文氏は支持率で「ポスト朴」の先頭を走る。韓国大統領選の本選を控え、日本政府は慰安婦問題を象徴する少女像設置を巡り、一時帰国させていた長嶺安政駐韓大使を4日に帰任させることを決めた。

3日、ソウルで開かれた「共に民主党」予備選の演説で支持を訴える文氏=共同

 文氏は選出後の演説で「不公正や腐敗など、国民を失望させたあらゆる旧弊を完全に清算する」と述べ、前政権からの政策転換を宣言した。韓国で2代9年続いた保守政権への風当たりが強まるなか、文氏は「反朴」勢力の支持を集めた。

 調査会社リアルメーターの3日発表の調査によると、大統領選の文氏の支持率は43%と他候補を大きく引き離す。支持率23%で2位につける中道系の野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)前共同代表が文氏を追い上げる展開だ。

 文氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の秘書室長を務め、革新(進歩)系の政策を掲げる。対日関係では従軍慰安婦に関する2015年末の日韓合意は認めず、新たな交渉を求める。北朝鮮には融和路線をとる。対話を含めた核問題の解決を訴え、朴前政権とはスタンスが大きく異なる。

 国民の党が4日決める公認候補への選出がほぼ確実な安氏が保守政党と連携できるかが大統領選の今後の焦点だ。朴政権の与党セヌリ党が分裂した自由韓国党、正しい政党ともに有力候補は不在。中道系の安氏が保守層の票も取り込めば、文氏と互角の闘いに持ち込める可能性が出てくる。

 保守との連携を拒む文氏の強硬路線は新しい政治を求める革新勢力から期待を集める原動力になっているが、支持の裾野を広げられないもろ刃の剣となる恐れもある。

 共に民主党が大票田である首都圏、江原道、済州道で3日実施した予備選では、文氏が有効投票総数の60%を占めてトップ。2位の李在明(イ・ジェミョン)城南市長は22%。安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事は17%にとどまった。

 同党の予備選は党員や一般国民の応募で構成される214万人の選挙人団の投票結果を基に、有効投票総数の過半数を得た候補者が公認候補になる。文氏は全体で57%を獲得する圧勝だった。





コメントを残す