熊本地震:1トンの地震計傾く 京大が被災研究所公開

Home » 3媒体 » 毎日新聞 社説・解説・コラム » 熊本地震:1トンの地震計傾く 京大が被災研究所公開
毎日新聞 社説・解説・コラム コメントはまだありません




 京都大学は4日、熊本地震で被災し立ち入りを規制している火山研究センター(熊本県南阿蘇村)の内部を報道陣に地震後初めて公開した。

 南阿蘇村は本震で震度6強に見舞われ、鉄筋コンクリート造りの地下1階、地上6階建てのセンターは最大20センチ沈下した。現在も庭には複数の亀裂が残り、内部の壁は一部が崩れ、床は波打っている。1階の資料展示室にある重さ1トンを超す大型地震計は2台が傾くなどして損傷していた。

 一時、観測業務を停止し、現在は隣接する阿蘇市と大津町の仮事務所で実施している。幸いボーリング調査などで基礎地盤の安定性が確認され、建物を修復する方向で検討しているという。

 本震時に1人で宿泊していたセンターの大倉敬宏教授(火山物理学)は「被害はひどいが、この建物に命を救ってもらった。教育機能や観測の充実を図るためにも今度はこの建物を救いたい」と語った。

 センターは阿蘇山を観測するため1928年に開設され、建物は国の登録有形文化財となっている。【蓬田正志】






コメントを残す