安倍首相の母 森友学園スキャンダルで昭恵夫人に激怒か – livedoor

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こんなことで盤石の政権が、わが一族が揺さぶられるなど、あってはならない――三代にわたって大物政治家を支えてきた88歳の「姑」が、いま怒りに震えている。嫁はついに追い出されるのか。

■反省しない昭恵夫人

「母がカンカンに怒っているんだ。どれだけ言い訳しても耳を貸さなくて、参っている。この一件が出てきて以来、昭恵も自分も、富ヶ谷には帰りづらくなってしまった」

困り果てた表情の安倍総理は、ある親しい知人にこう漏らしたという。

東京都渋谷区富ヶ谷。安倍総理の私邸は、山手通りから少し入った閑静な住宅街に建つ。ベージュを基調としたモダンな3階建ての建物で、2階に安倍総理夫妻が、そして3階に総理の母・洋子氏が住む二世帯住宅となっている。

その安倍家が、火宅と化した。森友学園スキャンダルで、洋子氏が、昭恵夫人と安倍総理のあまりの「体たらく」に激怒しているのだ。

閣僚も務めた自民党ベテラン議員が言う。

「洋子さんはまず、すべての元凶となった、昭恵夫人の脇の甘さと危機感のなさにもっとも怒っている。森友の件が明るみに出てすぐ、自宅で説教をくらわせたと聞きます。

もうひとつは、総理がその場の勢いで『籠池(泰典・森友学園前理事長)氏は昭恵の人脈』とか、『もし私や昭恵が森友学園の土地取引にかかわっていたら、総理も議員も辞める』と口走ったことにも激怒している。

『総理大臣ともあろうものが、軽率に進退について口にするものではありません』と、洋子さんは安倍総理のことも強くたしなめたそうです。

森友スキャンダルは、安倍総理に関しては、いまのところ非合法な点は見当たらない。しかし、総理に対する国民の『心証』が悪化しているのです。

父の岸信介元総理、夫の安倍晋太郎先生と、二人の超大物政治家を支えてきた洋子さんは、その『心証』こそが政治家の命取りになることを熟知している」

第一次政権の二の舞になっては、今までの努力が水泡に帰す――岸家の娘に生まれ、安倍家を取り仕切り、あらゆる局面で息子・晋三を叱咤し導いてきた「ゴッドマザー」、それが洋子氏である。彼女は本能的な直感で、ことの重大さを見抜いているのだ。

安倍総理は、3月に入ってから19日に一人で欧州外遊に出かけるまでの間、週末のわずかな時間しか私邸に戻っていない。おそらくは、荷物の整理や身支度だけ済ませ、睡眠をとると、再び公務に出かけているものと思われる。

一方の昭恵夫人は、相変わらず、連日のようにイベントや講演会などに顔を出しては記念写真を撮り、フェイスブックに投稿している。しかし今や、私邸はもちろん、安倍総理が泊まる公邸にも帰りづらい状態だ。洋子氏や安倍総理と顔を合わせようものなら、すぐ叱られたり、言い合いになったりするからである。

「昭恵さんは知り合いに、『お義母さん(洋子氏)に叱られるのが怖い。あー、帰るのが憂鬱だわ』と愚痴を言っているほど」(前出・ベテラン議員)

いまや、総理と昭恵夫人が顔を合わせる機会はほとんどなくなってしまった。安倍家は「崩壊」していると言っても過言ではない。

「総理はこうも言っていました。『昭恵は本当に人の言うことを聞かないんだ。今回のことがあっても、相変わらず毎日出歩いてばかり。少しは懲りてくれるかと思ったんだけど……』。

しかし、われわれ聞いている側は『懲りる人なら、最初からこんなことにはなってませんよ』、『総理も昭恵さんにはいろいろと握られているから、強く言えないだけなんじゃないの?』と内心でツッコミを入れていました」(前出と別の自民党議員)

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安倍総理と昭恵夫人は、言い分が大きく食い違っている。前述したように、総理はことここに及んでも、籠池氏と自らの関係を頑なに否定する。だが、昭恵夫人は周囲に対して、「そもそも籠池さんのところは、主人が訪問するのを取り止めたから、私が行くようになっただけ」と反論しているという。

さらに別の自民党議員は、こう見ている。

「この点に関しては、おそらく昭恵さんの言い分が正しいでしょう。安倍総理と籠池氏は、保守派で知られる平沼赳夫(衆院議員)さん、また総理の親友である加計孝太郎(加計学園理事長)さんを通じて知り合ったといいます。明らかに昭恵さんの人脈ではない」

■「籠池を呼べ!」と叫んだ安倍

とはいえ、森友学園系列の小学校で名誉校長を引き受け、「安倍総理は日本を守ってくれる人です!」という子供たちの声に涙を流し、さらにそれをカメラに撮られるという「失態」を演じたのは、昭恵夫人である。

あの映像が、内閣支持率急降下の引き金となったことは明らか。彼女の奔放すぎる言動や、相手が善人であろうがなかろうが、分け隔てなく付き合う天真爛漫な性格を、日頃から決して快く思っていなかった洋子氏の怒りが、爆発するのも無理はない。

塚本幼稚園に、「安倍総理からの寄付金100万円」の名目で、現金が入った封筒を持ってきたのも昭恵夫人だった、と籠池氏は証言している。

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政治資金に詳しい、神戸学院大学教授の上脇博之氏が指摘する。

「調べてみると、昭恵夫人が塚本幼稚園を訪れた’15年9月5日の1週間前、8月28日付で、安倍総理が代表を務める地元・自民党山口県第四選挙区支部から、総理の政治資金団体のひとつ『晋和会』に、ちょうど100万円が寄付されています。

晋和会から安倍総理にカネが出ている記録はないので断言はできませんが、このタイミングで100万円が動いた理由が不可解です。晋和会はこの年、7500万円超の繰越金があり、政治資金パーティで2000万円以上の収入もあった。

これは推測ですが、晋和会は多額の人件費が計上されていて、しかも個別の支払い先が分からない。万が一、昭恵夫人が晋和会から人件費としてカネを受け取っていたとすれば、それが籠池氏に渡った可能性があるのではないか」

近畿財務局や大阪府は、森友学園との交渉記録を「廃棄した」と言い張り、一向に出そうとしない。対する籠池氏の側は、「安倍晋三」と書かれた郵便局での払込票にとどまらず――あの手この手で土地の「格安譲渡」を画策した籠池氏が出すものである以上、その真偽は定かではないが――他にも「物証」を繰り出す準備があるという。

仮に、それらが本物と証明されれば、安倍総理は一転して窮地に立たされかねない。ある官邸スタッフはこう語った。

「籠池氏が『安倍総理から100万円の寄付を受け取った』と暴露した3月16日の午後、参院予算委員会の調査団メンバーとして、この言葉を籠池氏から直接聞いた山本一太(参院議員)さんが、総理にすぐ連絡を入れた。

すると安倍総理は瞬間湯沸かし器のように怒って、『証人喚問だ! 籠池を国会に呼べ!』と大興奮で指示を出した。参考人招致をすっ飛ばしていきなり証人喚問となった裏には、こんな経緯がありました。

しかしその後、夕方の6時過ぎまで一向に決裁が下りなかった。なぜかというと、菅(義偉官房長官)さんが止めていたんです。『これは慎重にやらないとマズい』と、ずっと菅さんは情報収集していた。結局はゴーサインを出さざるを得なかったようですが」

母・洋子氏にたしなめられても、安倍総理は激情に歯止めをかけられなかった。その結果が、第二次安倍政権始まって以来のこの窮状である。間違いなく、総理は自らの手でパンドラの箱を開けてしまったのだ。

さらに今、総理を悩ませているのが、「第二・第三の森友スキャンダル」と言われ始めた、加計学園の問題である。

前出と別の官邸スタッフはこう証言する。

「安倍総理は『森友が終わっても、加計がまだ残っているからな……』とつぶやいていました。その時の表情が、まるで第一次政権を退いたときのような悲痛な面持ちだったので、そんなにこたえているのかと驚きましたよ」

官邸では、森友スキャンダルを当初は軽く見ていた。決定的な証拠は出てこない、すぐに国民は飽きてしまうだろう、そう高をくくっていたのだ。

だが、一向に鎮火しないどころか、加計学園のような類似の疑惑まで次々に出てくる始末。菅官房長官をはじめ、政権の危機管理をつかさどる幹部たちも、「さすがにフォローしきれない」と半ば匙を投げている。

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■もう、解散しかない

森友スキャンダルが火を噴いてからも、安倍政権の支持率は50%近辺を維持しているが、次回の世論調査では、さらに下がって40%を窺うかもしれない。どんな手を打てば、絶体絶命のこの状況を乗り切れるのか。

安倍総理の脳裏に浮かんでいるのは、総理大臣の「伝家の宝刀」、そう、解散総選挙である。

「何らかの大義名分は作らなければなりませんが、3月末解散・4月23日か30日投開票、もしくは夏の都議選とのダブル選挙を、総理はここぞという時の打開策と考えています。

特に、メリットが大きいのは4月総選挙。7月の都議選まで待つと、小池新党が東京で刺客候補を立ててくる。総理の最側近である萩生田(光一衆院議員)さん、石原伸晃(経済再生担当相)さんの弟・宏高さんなど、東京選出の議員は『オレたちが見せしめにされかねない』と、戦々恐々としています」(前出と別の自民党ベテラン議員)

これから先、安倍総理に関するスキャンダルは当分のあいだ燻り続けるだろう。先延ばしにするほど、デメリットが増える。ならば、早めにやるに越したことはない。

「それに、いくら総理が叩かれようと、『じゃあ、今の民進党がいいんですか?』と聞かれて、首を縦に振る国民は少ない。(自民党は)30議席減ほどで抑えられるはずです。内閣改造で、金田(勝年法務相)さん、稲田(朋美防衛相)さんを替える理由もできる」(同・自民党ベテラン議員)

昭恵夫人が軽い気持ちでしたことが、いまや安倍政権の浮沈がかかる大事件となり、国家を振り回している。いずれにしても今回の件で、洋子氏だけでなく、少なからぬ国民が昭恵夫人のことを「総理夫人失格」と感じたのは確かである。

「週刊現代」2017年4月8日号より





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