候補予定者 訴える? 触れず? 富山市議選告示まで1週間 – 中日新聞

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政活費問題 温度差

朝の富山駅前でマイクを握る立候補予定者ら。告示が近づき、各陣営の街頭演説も熱を帯びてきている=富山駅前で

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 政務活動費の不正問題が昨年噴出した富山市議会の議員選挙告示まで、あと一週間に迫った。定数三八を大幅に上回る五十七人が現在名乗りを上げ、激戦は必至だ。昨年十一月に行われた補欠選挙に続き、政活費問題が大きな争点となる。ただ、候補予定者たちの前哨戦での言動からは、政活費に関連する訴えに微妙な“温度差”が見て取れる。(杉原雄介)

 「市民目線を大事にしてきました」。朝の通勤通学時間帯に富山駅前で声を張り上げていたのは、補選当選組の二人。補選後に立ち上げた新会派で活動する二人だが、演説内容は対照的だった。

 その一人、現職女性は政活費不正に焦点を当て「改革の流れを変えてはいけない」と熱弁。「不正への怒りが議員を目指したきっかけ。市民の信頼を取り戻すまで訴え続ける」と立ち位置は変えない。

 一方の現職男性。教育や子育て政策を主に訴え、政活費への言及は少なめだ。「議員が不正しないのは当たり前。再発防止に向けた新運用指針もでき、市民の政活費問題への関心は薄れている」と言い切る。

 一連の不正で十二人が辞職した市議会最大勢力の自民党。補選に続いて同党から出馬を予定する現職男性は「補選の時は有権者から『関わりたくない』と拒絶されることもあった。今回は逆風をあまり感じない」と有権者の反応には変化を感じている。

 だが、立候補を予定する無所属新人の多くは、不正の全容解明や議会改革を出馬の動機に挙げている。

 不正の追及に力を入れてきた現職男性の一人は今回の選挙を「市民と議員のなれ合いを変える一歩にしたい」と話す。「不正の温床は、市民が議員に政治を任せきりにし、議員も市民目線を意識しなかったこと。有権者には地域に縛られず各候補の政策や人柄をしっかり見てほしい。われわれもそれに応えなければ」

定数減 出馬増 激しい選挙戦に

57人立候補表明

 九日告示、十六日投開票の富山市議選には、現時点で現職三十六人、新人十九人、元職二人の計五十七人が立候補を表明している。今回から定数が二減の三八となることもあり、激しい選挙戦となる見通しだ。

 現職のうち八人は、運用指針で認められない形で政務活動費を不適切請求していた。不正で辞職した元自民の元職一人も無所属で出馬する予定。前回二〇一三年の市議選(定数四〇)では、立候補者は四十四人だった。

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