総理大臣には「資質」よりも「家系」が大事という歴史的事実

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yuhi / PIXTA(ピクスタ)

現在の内閣総理大臣の安倍晋三首相は、かつて総理大臣だった麻生太郎元首相と、ちょっと遠いが親戚であることは有名だ。厳密には、安倍首相の祖父である岸信介、そのいとこの吉田寛の奥方の甥が麻生金融担当大臣となる。

さかのぼること150年前、朝廷の権威を掲げ、264年間続いた徳川幕府の権限を天皇に移譲した大政奉還を、長州藩(山口県)と薩摩藩(鹿児島県)を中心とした勢力が成し遂げた。その結果、現代の日本政府に通じる新政権が樹立された。こうして明治以降の総理大臣は、新政府樹立の中心となった旧長州藩士と旧薩摩藩士が多くを占め、いまも歴代総理大臣の出身地は山口県がトップに君臨する。

大正、昭和、平成と長い時代が経過しても、意外なことに“長州閥”と“薩摩閥”が連綿と続いている。

「配偶者(婚姻)が有力家同士を結び付けています。長州藩士から維新後に島根県令になった佐藤信寛と、薩摩藩士から内務卿になった明治の元勲である大久保利通から婚姻関係が結ばれることで広がり、吉田茂、岸信介、佐藤栄作、鈴木善幸、麻生太郎、細川護熙、安倍晋太郎といった各総理が輩出されているのです」(歴史研究者)

彼ら歴代首相は、明治維新の色合いを強く残しているのだが、細川護熙元首相のルーツは、何と平安時代までさかのぼることができる。

先祖は五摂家の細川元総理

「幼少の天皇に代わったり、天皇を補佐する役目として事実上の権力を握った役職に『摂政』と『関白』があり、平安時代にこの『摂関職』を独占したのが藤原氏です。この藤原氏のなかでも嫡流と一部の分家がこの摂関家になることができたのですが、それが『近衛』『九条』『二条』『一条』『鷹司』の五摂家です。実は『近衛』や『九条』というのは家名であり、本姓は藤原。その五摂家のうちでも筆頭は近衛家で、同家は昭和に入り、近衛文麿元総理を輩出しています」(同・研究者)

由緒ある血脈を受け継ぐ家系だけに、近衛元総理は国民に人気があった。同様にスタイルのよさと“殿様”をほうふつとさせる立ち振る舞いで人気を集めた首相がいる。それが、いまは晴耕雨読の日々を過ごす細川護熙元首相だ。細川元首相は熊本藩主の細川家と近衛家の縁戚関係の末裔だ。

「細川護熙氏の母は、近衛文麿元首相の娘ですので、祖父と孫の関係になります。こうした縁もあることから護熙氏の弟は近衛家を継いで現当主となっています」(同・研究者)

庶民には縁遠い家系の話だ。





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