“心臓の武田”看板医師を逮捕 虚偽診断書 – 毎日放送

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“心臓の武田”看板医師を逮捕 虚偽診断書

更新:03/28 19:22

 京都の2つの大病院が暴力団幹部の健康状態についてウソの診断書を作成したとされる事件。とうとう現役の医師が逮捕されました。心臓内科医の全容疑者。「心臓の武田」として知られる武田病院で、中心的な役割を担う「看板」の医師だったといいます。

 虚偽診断書作成などの疑いで逮捕された武田病院の医師・全栄和容疑者(61)と医事部長だった大西義彦容疑者(45)、暴力団組員の山田英志容疑者(48)。3人は実刑判決が確定した指定暴力団山口組直系の「淡海一家」総長・高山義友希受刑者(60)について刑務所への収監を逃れさせるため、持病の不整脈が「かなり重篤」などとするウソの診断報告書を作成し、検察庁に提出した疑いがもたれています。

 「深くおわび申し上げます。逮捕された医師と職員がどのような行動をとっていたか、大変遺憾ながら把握できていません」(武田病院グループ本部 宝輪克博管理担当部長)

 現役医師と職員の逮捕を受け緊急会見を開いた武田病院。経営難に陥った病院を買収するなど拡大路線を進め、京都府内に9つの病院を持つほか、検診施設なども幅広く展開する京都有数の医療グループとして知られています。

 その武田病院が特に力を注いできたのが、心臓の治療。業界では「心臓の武田」として知られますが、その目玉が全容疑者がトップを務める「不整脈治療センター」でした。

 「今の患者の姿勢にあったもので治療していくのが一番良いと考えています」(武田病院HPより 全容疑者)

 全容疑者の治療を受けるために、京都府外から訪れる患者もいたといいます。

 「(医師向けの)研修プログラムを作って、他の病院から見学に来ていいよということもしていた。腕は標準あるいは標準以上と認識されていたのではないか」(全容疑者を知る医師)
 Q.名の知れた存在?
 「そうですね、昔からやっているのでね」

 一方で、全容疑者には「暗い過去」が。かつて国立の山口大学に勤務していた際、医療機器の納入をめぐる贈収賄事件で逮捕され、有罪判決を受けたことがあったのです。

 Q.現場への復帰は難しいのでは?
 「国公立は無理だろうが、私立病院に腕を買われたということでは。常識外れの診断書を書いていたのなら寂しいなと」(全容疑者を知る医師)

 今回、ウソの診断書を作成したのが事実ならば、そこにはどんな誘惑があったのでしょうか。

 「高山受刑者が武田病院グループで受診したのは、京都拘置所の紹介があったから」(武田病院の会見)
 Q.その時、診断したのは全容疑者?
 「カルテを見ないことには正確に申し上げられませんが、そのように認識しております」

 逮捕前、全容疑者はMBSの取材に対して次のように答えていました。

 「虚偽ではない。医師として患者を守るためにやった。依頼もない」(全容疑者)

 一方、逮捕前の警察の任意の事情聴取に対しては「現金や商品券などを受け取った」と話していたということで、警察は全容疑者らと逮捕された暴力団組員との関係を調べるとともに、診断書が作成された経緯について捜査を進めています。



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