来月5日投開票の千代田区長選 都議選占う「代理戦争」? – 東京新聞

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 東京都千代田区長選(二月五日投開票)に、かつてない熱い視線が注がれている。夏の都議選に候補擁立を目指す小池百合子都知事が現職を支援する一方、対立する都議会の実力者、内田茂都議が支部長の自民党千代田総支部が新人を擁立し、東京のど真ん中で勃発する「代理戦争」とみられているためだ。告示まで一週間に迫った二十二日、立候補予定者の動きを追った。 (北爪三記)

 立候補を表明しているのはいずれも無所属で、五選を目指す現職の石川雅己さん(75)、与謝野馨元財務相のおいで外資系証券会社員の与謝野信(まこと)さん(41)=自民推薦、元コンサルタント会社員の五十嵐朝青(あさお)さん(41)。

 「この戦いは東京大改革を前に進めるか、後退するか。お札に透かしが入っているように、他の候補者のお札に透かしが入っていないかよく見てください」

 区内で開かれた石川さんの決起大会で、小池知事は与謝野さんの陣営を念頭にこう皮肉った。石川さんは、小池知事の情報公開が「私自身が十六年間進めてきたやり方と全く軌を一にしている」と強調。がっちりと握手を交わした。

 集まったのは、区民や小池知事が主宰する政治塾の塾生ら約五百人(陣営発表)。区議二十五人のうち民進系会派の三人の姿も。選挙戦の準備には、政治塾を運営する政治団体「都民ファーストの会」所属の都議や豊島区議らも加わり、期間中は応援に入るという。

 「代理戦争」との言い方に「誰かの代理でするつもりはない。そもそも戦争反対です」と笑顔で切り返してきた与謝野さんは、区内の四町会による餅つき大会を訪れ、あいさつ。自らきねも振るった。内田都議の姿はない。「すごく皆さん温かく迎えてくれる」と感触を口にした。

 総支部は昨年十月から候補者を公募するなどしたが選定に至らず、決定は今月に入ってから。十五日の総支部臨時大会で内田都議は経緯を説明し「四十一歳の若さで国際的な、新しい時代を見据えた優秀な人材が見つかった」。続く総決起大会に駆け付けた菅義偉(よしひで)官房長官は「争点の一つは多選」などと支持を求めた。

 陣営は区議会の公明などの会派に推薦を依頼しているが、公明は都議会で自民との連携解消を宣言したこともあり、自主投票となる可能性が高いという。

 五十嵐さんは区内の飯田橋駅前で仲間と駅立ちをした。立候補を表明したのは十六日と、三人の中では最後。「代理戦争」との見方に「盛り上がり方が区民不在の感じ。第三極として、しっかり受け皿になっていきたい」と話してきた。この日は区政への不満を訴える区民の話に耳を傾け「一緒に考えていきましょう」と語り掛けていた。

 区の選挙人名簿登録者は四万八千七百六十八人(先月二日現在)。

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